幼稚園での生活は基本的には同年齢の子どもたちのクラス単位です。しかし最近は家庭でも子どもの数が少なく、また地域での近所の子どもたちが集まって遊ぶ機会がほとんどありません。その結果、子どもたちの社会性の発達のうえで欠ける部分が生じます。子どもたちは全てが自分を中心に回転している錯覚に陥ります。そこで幼稚園という集団生活の場で、かつて地域内で自然に生じた異年齢の子どもの交流の場をつくろうとしているのが「たて割り保育」です。年齢が違う友だちと遊ぶ中で、自分より年少児へのやさしさ、おもいやりが育ち、年長児に対するあこがれとか尊敬の感情が生まれます。
1 共通のルールのあるあそびを用意し、いつでもだれでも仲間に入れるようにします。
3 一定の期間 異年齢ごとのクラス編成をして、たての関係を深めます。
年中組と年長組を対象に月に1~2回、クラス別の保育ではなく、その子が興味を持ったやりたい事を集中して取り組める様にしたいと、平成4年から始めた内容別の縦割り活動です。
現在、アンケートによって希望の多かった順に8つの講座を開設しています。
担当は幼稚園の先生が受け持つものと、外部から先生をお招きしているものがあります。
☆チャレンジクラブ(運動あそびでからだをいっぱい動かそう)
☆サッカークラブ(サッカーの試合が出来るのが目標です。アルティスタのお手伝いもあります)
☆バレエクラブ(バレエの先生の指導でリズム遊びから踊りの基礎まで楽しみます)
☆お料理クラブ(お菓子作りやお料理をしながら、食育も!)
☆木工・造形クラブ
(金づちを使ったり、描いたり、造ったりが大好きな子どもたちが集まり、製作を楽しみます)
☆ネイチャークラブ(別名 おさんぽクラブ)
(虫、草花好きの子が四季折々の自然の変化を楽しみながら気づきの心を育てます)
☆ESAクラブ
(Eえいごに S親しんで Aあそぼう のキャッチフレーズの通り楽しい遊びの中に英語を取り入れて)
自由な遊びと、時間で区切られた枠の中の遊びは子どもの成長にとってどう違いますか?
自由遊びと統一的な遊びの違いはつぎの点にあります
1 クラス単位の枠の中で皆が同じことをする保育はどうしても先生がリードする形になりがちです。子どもは100パーセント開放されていません。また自分がしたくない事でもがまんしなければなりません。がまんする心が育つ でしょうか。いいえ「やる気」をなくしてしまう方が大きいのです。
特に情緒、精神面で未発達の幼児に必要以上の「がまん」を押し付けることは欲求不満となり、子どもたちの瞳から光を失うことにもなりかねません。
2 一人一人の子どもの能力は違うはずです。子どもが自分の能力を試そうとする場が自由遊びです。自分の意志で試み、失敗を重ねながら成功した時の喜びの実感はまた次の新たな目標に向かう意欲となります。
3 常に先生のリードで指示された活動の保育を受けていると外見は「行儀の良い、よい子」ですが、指示されないと何もできない意欲のない子どもになる恐れがあります。
みすず幼稚園の行事はたのしくい工夫がたくさんあると聞きますが?
みすず幼稚園の行事は次のねらいで行っています。
1 子どもたちの日常の園生活に新鮮な変化を与え、園全体が一つの目標に向かう中で一段の成長を願う
2 家庭と子どもたちの園生活の楽しさを結ぶ機会とする。
幼稚園の中には、行事を父兄に見せるため、見栄えの良さを追求したりするところもあるようですが、みすず幼稚園ではその練習もあくまで楽しく子どもたちがすすんで出来る様工夫し、その過程の中で育つものを大切にしてい ます。保護者は子どもたちの発表をほほえみをもって受けとめ、子どもたちもお父さん、お母さん、おじいちゃん 、おばあちゃんに見ていただく喜びをからだ一杯で表現できる、家庭と園がみんなで参加し一緒に楽しめる行事に したいと工夫しています。
文字の読み書き、数あそび等の指導はありますか?
文字や数を学校の様に教科書で一斉に教えることは幼児の発達心理上、問題があるといわれています。しかし、年長組になると子どもたちの関心は、文字、数等知的な面に自然に向ってきます。
そこで、みすず幼稚園では、直接文字を教えるのではなく子どもたちが自分で一生懸命考えて、解決の糸口を見つけ乗り越えていく教材「考えるあそび」を採用しています。この中には自然に文字に関する事、数に関する事が出て興味を持って自分から「やりたい気持ち」になれるようになっています。また、1月の保育には「カルタ」をとり入れたり、「郵便屋さんごっこ」を通して文字に興味を示すばかりでなく仕事の大切さなども自然に覚えたりして体験学習により文字やことばの習得が可能になります。
みすず幼稚園には小動物がたくさんいるようですが、子どもたちへどんなねらいがあるのでしょう?
自然を大切にしている保育を心掛けています。
動物も「おもちゃ」としてでなく一緒に生きている仲間としての心の通い合いが育ってほしいと思っています。
子どもたちは毎日動物にあいさつし、お話ししています。
年少さんはインコ、年中さんはうさぎ、年長さんはやぎ、犬、カメ・・・先生と一緒にえさ当番を行い「生きる」ことの大切さを実感しています。
入園手続きはどのようにしたら良いでしょう?
先ず、入園希望をお近くの在園児を通じるか、お電話でお知らせ下さい。
TEL 0267-22-1138 FAX 0267-22-1969
幼稚園より「入園願書」の用紙をお送りします。必要事項を記入してお子さんと一緒に幼稚園までおいで下さい
又、ワンダーランドにご参加いただく時、ご持参いただいても結構です。